肺炎球菌ワクチン

肺炎はその昔、我が国の死因のトップでした。しかし「魔法の弾丸」とよばれる抗生物質の登場と発達により肺炎の死亡率はかなり減少してきました。しかし依然として日本での肺炎は死因の第4位であり、恐ろしい疾患なのです。

特に高齢者の肺炎は治療が間に合わないこともあります。ところで最近は「病気にかかってから治す」よりも「かかる前に予防する」、「かからないようにする」といった予防医学が進歩してきました。よく知られているのは「インフルエンザワクチン」です。そして最近注目されているのが、先日報道関係でも取り上げられた「肺炎球菌ワクチン」です。

肺炎球菌は肺炎、気管支炎などの呼吸器感染症や副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎を引き起こすことがあります。また肺炎球菌が原因で起こる肺炎は全体の約36%といわれています。
肺炎は高齢者にとって依然として怖い病気で、特に心臓病や呼吸器に慢性疾患のある方、腎不全や肝機能障害、糖尿病のある方などは肺炎などの感染症にかかりやすく、病状が重くなることもままあります。

こうした感染症から身を守るためには日頃の心がけ、うがいや手洗いがとても大切です。そして肺炎の予防を考える時、肺炎球菌ワクチンの接種はかなり有効な手段なのです。
ここでは肺炎球菌ワクチンの情報をご紹介し、皆様が個々のお考えで接種を検討されることをお勧めいたします。

  1. 製品紹介

  2. ワクチン接種マニュアル

  3. ワクチンの解説パンフレット

  4. ワクチン接種予診表