あなたの生活習慣のチェックをしてみましょう。

まず、いまの食生活をチェックしてみましょう

夜のつきあいで帰宅が遅くなる事が多い
帰宅後、また軽く食べる事が多い
朝食を食べない事が多い
中華料理やフライなどの揚げ物が大好きで、昼食にも夕食にもよく食べる
うどん定食、ラーメン定食をよく食べる
朝食に前の晩の残りの、中華料理やフライなどをよく食べる
週の大半はアルコール漬けである

あなたのライフスタイルにこんなことありませんか

仕事上でのストレスが大きい
仕事が忙しく、不規則である
運動不足や食べすぎ
家庭生活がうまくいっていない
喫煙や飲酒の量が多い

チェックの多い方は要注意!!ひょっとして検診などで「血糖値が高めですね。」とか「糖尿の気がありますね。」なんて言われませんでしたか?

ところでそもそも糖尿病ってどんな病気なのでしょう。

糖尿病とは・・・血液の中の糖分が多すぎる状態が続くこと

テキスト ボックス: 私たちの体や内臓を動かしたり生命を維持するためには、エネルギー源となる燃料が必要です。
クルマを走らせるのに必要なガソリンの役目をするのがブドウ糖で、血液の中に溶け込んでいます。
この血液中のブドウ糖のことを「血糖」といいます。血糖の量は食事をすると増え、逆に空腹になると減ってきます。
健康な人はいくら食べても血糖は一定の値を超えませんが、糖尿病になるとこの値を超えて高い状態が続きます。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


なぜ、糖尿病になるの?

テキスト ボックス: 体の中にはインスリンというホルモンがあり、これが筋肉の細胞などに作用して、血液中の糖分を利用するのに用いられます。
このインスリンはすい臓で作られますが、すい臓が何らかの理由でインスリンを作れなくなった場合に糖尿病となります。
また、インスリンは作られているのですが、血液中の糖が多すぎて処理できなくなり、インスリンを作るすい臓も働きすぎて、インスリンが作れなくなったりした場合も糖尿病になってしまいます。
血液中の糖が多い状態とは、肥満、食べすぎ、飲みすぎ、運動不足など、生活習慣にかかわることがほとんどです。
日本では、この生活習慣の乱れによって血液の糖がインスリンの作用より多すぎる場合になってしまう糖尿病が全体の97%にものぼります。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


なぜ治療しなければならないの?

テキスト ボックス: 糖尿病になったからといってとくにひどい場合を除いて自覚症状はありません。しかし、体の中では確実に症状が現れてきます。高血糖が持続すると全身の血管という血管がもろくなってぼろぼろになってしまいます。これが進行すると
1.	糖尿病性網膜症(眼が障害され最悪の場合失明します!)
2.	糖尿病性腎症(尿毒症になり透析しないといけません!)
3.	末梢神経障害(手足のしびれ、最悪の場合壊疽を起こして切断!)
そのほかにも動脈硬化によっておこる様々な合併症が起こってきます。糖尿病というだけで、心筋梗塞・脳梗塞が起こりやすくなります。こうした合併症を予防、進展を遅らせ、通常の方と変わらない生活を送るためにも糖尿病は治療(コントロール)しなければなりません。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


では実際に糖尿病の検査を行いましょう。

 

次の(1)〜(3)のどれかに該当する場合には糖尿病型と診断されます。

 

 

1

随時血糖値 200mg/dLであった場合

 

 

2

早朝空腹時血糖値(FPG) 126mg/dL以上であった場合

 

 

3

75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)で2時間値が200mg/dLであった場合

 

別の日にもう一度検査をして、血糖値が(1)〜(3)のどれかに該当して糖尿病型と確認された場合、糖尿病と診断されます。

 

 

血糖検査を繰り返さなくても、糖尿病と診断できる場合。

 

 

口渇、多飲、多尿、体重減少などの糖尿病の特徴があって、さらに「糖尿病型」である場合。

 

b1c6.5%以上である場合。

 

現在、糖尿病型であり、かつ過去に高血糖を示した検査データがある場合。

 

過去に糖尿病として診療された病歴などの資料がある場合、および、糖尿病網膜症が見出された場合。

 

早朝空腹時血糖値及び75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)2時間値の判定基準

 

 

正常域

糖尿病域

75OGTT2時間値

140mg/dL(7.8mmol/l)

200mg/dL(11.1mmol/l)

 

75OGTTの判定

両者をみたすものを正常型とする

いずれかをみたすものを糖尿病型とする

 

正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする

 

随時血糖値

140mg/dL

200mg/dL

 

(日本糖尿病学会)

 

血液の検査からわかることは?

 

【随時血糖検査】

特に食事からの時間を決めないで測定した血糖値のことを「随時血糖値」といいます。

【空腹時血糖検査(FPG)

検査当日の朝食を抜いて空腹の状態で血液を採り、血糖値を測る検査を「空腹時血糖検査」といいます。

75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)

食後の血糖値の変化を調べるために、一種のシミュレーションとして行われる血液の検査です。
検査の日の前夜9時以後は何も食べないで、検査当日も朝食を抜きます。
空腹の状態で血液を採り、血糖値を測ります。
次に75gのブドウ糖を水に溶かしたものを飲みます。
飲んだ後、30分、1時間、2時間と時間を追って採血し、血糖値がどう変化するかを調べます。
この時の空腹時と2時間値が、診断に使われます。

【グリコヘモグロビン検査(HbAc:ヘモグロビン エー ワン シー)】

血液中のヘモグロビンA1cという物質の量を測定する検査を「グリコヘモグロビン検査」といいます。
血糖検査では採血した時の血糖値しかわかりませんが、グリコヘモグロビン検査をすると、検査する前1〜2ヵ月の血糖の状態がわかります。
1
日の血糖値の平均が高ければ高いほど、グリコヘモグロビンの値は高くなります。

血糖コントロール状態の指標と評価

コントロールの評価


excellent


good


fair

不可
poor

HbAc値(%)

5.8未満

5.86.5

6.67.9

8.0以上


検査で糖尿病と診断された方へ

糖尿病は完全に「治る」という疾患ではなく、一生付き合わなければならないものです。そして上手に付き合うことができれば、普通の人と変わらない日常生活を送ることができます。そのためにはまず、生活習慣の見直しを行わなければなりません。具体的には食事、運動、そして嗜好についてです。これらの生活習慣を改善することが糖尿病と上手に付き合う第一歩です。

テキスト ボックス: 食事療法
必要なエネルギー=食事で得るエネルギー量
を守ること!!
糖尿病食は制限食ではなく健康食とお考えください。
あなたの体とその活動を維持するのに必要なエネルギー量を決め、その総枠の中に、栄養素を適正に配分し、食べたものが無駄なく体の中で利用されるようにしたものです。
1日に必要なエネルギー量は、年齢・性別・標準体重・骨格・身体活動量などを参考に主治医が決定します。
食事療法は、日本糖尿病学会編・「糖尿病食事療法のための食品交換表」に沿って習いましょう。献立、秤量、盛り付けを習慣づけ、毎日続けることが大切です。
食品交換表と食事療法については、栄養士さんと主治医によく説明を受けてください。必ずあなたの力になってくれます。
テキスト ボックス: 運動療法
まずは散歩から!!
どんな運動でもしないよりははるかにましです。通常20〜30分の持続的散歩を毎日1〜2回続けている人に体重調整がよく、血糖値も良好で合併症の進行が少ないことが知られています。
運動療法は体の中でブドウ糖の利用を円滑にするために行います。しかし、食事の過剰を運動によって解決することはできません。
毎日決めて続けるように、日常生活の中に組み入れ実行しましょう。
合併症や他に何か病気のある場合は主治医の診察を受けて運動の強度や時間を決めてもらいましょう。
運動療法を行うにあたっては必ず主治医と相談しましょう。症状、合併症によって運動は危険になる場合があるからです。
目指せ!1万歩
テキスト ボックス: ライフスタイルの改善
禁煙・節酒
ストレス発散!!
最初に行った生活習慣についてのアンケートは実は、修正しなければならない生活習慣です。中でも喫煙は最も重要な項目です。喫煙することで動脈硬化は加速度的に進行します。そして過度の飲酒は糖尿病を悪化させます。そしてストレスがたまることも糖尿病にはよくないことです。糖尿病は「生活習慣病」です。まずはライフスタイルを見直しましょう。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



薬物療法について

角丸四角形: 食事・運動療法を続けていても、血糖のコントロールがうまくいかない方は薬物療法を行います。病状にもよりますが、まずは経口糖尿病薬と呼ばれる内服薬を服用してもらいます。経口糖尿病薬には様々な種類がありますがその効果は最終的には血糖値をコントロールすることにあります。主治医の判断でいくつかの種類を同時に服用することもあります。それぞれの作用については主治医または薬剤師にお尋ねください。
 


角丸四角形: 内服薬では血糖のコントロールがうまくいかないときは、注射薬を使用します。これは体内にあるインスリンというホルモンを直接注射することで血糖コントロールを行うものです。注射薬の使用方法や注意点については主治医または薬剤師がご説明いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インスリン自己注射

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

角丸四角形吹き出し: 症状としては異常な空腹感やめまい、冷や汗などがあります。糖分を補給することで改善します。必ず、糖分を携帯しましょう!(アメなど)※薬物によっては通常の糖分ではだめな場合があります。
詳しくは薬剤師にご相談ください!
 

 

 

 

 

 

 

 


薬物療法の注意点

角丸四角形: 薬物療法をしているからといって食事・運動を止めたり、生活習慣の改善がなかったら、せっかくの薬物療法も効果を発揮できません。あくまでも薬物療法は補助的療法であることを肝に銘じてください。
薬物には好ましくない副作用が起こることがあります。お薬によって違いがありますが、共通するものにお薬が効きすぎて血糖が下がりすぎてしまう低血糖というものがあります。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 


コントロールの評価

excellent

good

fair

不可poor

空腹時血糖値(mg/dL

100未満

100119

120139

140以上

食後2時間の血糖値

120未満

120169